進学・進路コンセプト

【ディアスポラ180】
 捜真女学校では、下記のような取り組みを「ディアスポラ180」として、新たに展開をしています。


ディアスポラ180 イメージ図

 ディアスポラ(διασπορά、英:diaspora)とは、植物の種などの「撒き散らされたもの」という意味のギリシャ語に由来する言葉で、元の居住地を離れて暮らす国民や民族ないしコミュニティ、またはそのように離散すること自体を指します。捜真では卒業や卒業生をディアスポラと呼び、離れていても志を同じくする者と考えています。毎年の卒業生がほぼ180人前後であることから、ディアスポラ180と命名しました。

 イメージ図のように、礼拝を基本として授業、課外活動などが一体となって、それぞれのキャリアの良いスタートとなるよう、捜真ファミリー全体でバックアップしています。



【捜真の進路指導】 
 聖書に「主を畏れることは知恵の初め」という言葉があります。人生の土台を築く時期に、絶対的なものへの畏れを知ること、その思いのもとに生きる人々を知ることは、自身が信仰を持つかどうかとは関係なく、非常に重要です。何のために学ぶのか、どういう大人になりどう社会に関わっていくのか、自分の幸せだけではなく他者の幸福をも実現するにはどうすればいいのか、若いときにこそ考え始めなくてはなりません。

 捜真の進路指導の目的は、そうした本質的な問いの中で、よりよく生きるために「自分で選ぶ力をつけ」「第一志望への合格率を上げる」ことといえるでしょう。上位校合格第一ではなく、本人にとってよりよい道を見つけ、進んでいけるよう尽力しています。

 大学入試のためだけに中学・高校の六年間があるわけではありませんから、生徒一人一人が今の一日一日の生活を大事にするよう切に願っています。それは結局、将来にもつながっていきます。「人生」はふり返ってみると、日常の積み重ねだからです。

 効率からいえば希望進路は早く決めた方がいいのですが、進路選択は迷うもの。決めたつもりでも迷います。しかし悩むことは決して無駄ではありません。時間をかけて教員は一人一人の迷いにつきあっていきます。担任はもちろん、教科担当、クラブ顧問、委員会顧問、他学年の教員、カウンセラー、いろいろな立場の教職員が関わり、見守ります。大人のサポートによってだけではなく、先輩・後輩・同級生・留学生など生徒同士の刺激や、行事や活動の経験が助けになって自分の持ち味を見出し、自分の足でトンネルを抜けていく姿もよく見られます。

 教職員に捜真出身者が多いのも本校の特長でしょう。ロールモデルが身近にいることは、女子校の大きな強みです。一人一人の志の種を育て、開花結実させる豊かな心を耕すために、日々心を砕いています。「進路を考える」ことは「どう生きるか」を考えることなのですから。


【日々の取り組み】
 全学年で、担任を中心とした個人面接を行っています。高等学部では毎週、新聞記事のプリントを読み感想をまとめてファイルしていくほか、英単語・漢字の小テストを実施しています。

 科目選択は高校生からですが、いわゆるコース制・系統別クラス編成ではなく、同じクラスの中に多様な進路希望者が混在しています。その中での礼拝・授業・行事・生徒会活動・クラブ活動など自分と異なる他者と出会う日常生活のあれこれが、知的好奇心を育て、深く広く考えていく機会となります。

 高3ではクラス単位の必修科目の授業は半分程度になり、同じ方面を目指す友人とは選択科目の授業で机を並べ切磋琢磨することになります。 

 補習は指名・希望により個々の生徒に合わせた内容で、学期中・休暇中に行なっています。また高2・高3有志対象の勉強合宿を夏休みに御殿場の自然教室で実施しています。