部長室から      中学部・高等学部 部長 安藤守

   2015.01.10

 新しい年を迎えました。多くの人は、新年を迎えるたびに「今年こそは」と願うことがあると思います。 それは、個人的なこと、家庭のこと、仕事のこと、あるいは世界的なことかもしれません。 少し前の時代なら「家内安全、商売繁盛」という日々の生活に対する願いが多かったかもしれませんが、今は「世界の平和」への願い、祈りが多いのではないでしょうか。 「平和」こそ人類が追い求めている理想郷ということだと思います。 しかし、現実を見つめるといかに平和が遠いのか、もしかしたら永遠に手にすることはできないのではないか、そうも考えてしまいます。人間の持っている本質的なものが「争い」を生み出してしまっているのかもしれません。 聖書に「わたしは自分の望む善は行わず、望まない悪を行っている。もし、わたしが望まないことをしているとすれば、それをしているのは、もはやわたしではなく、わたしの中に住んでいる罪なのです。」と書かれています。 まさに人間の罪が平和の実現を妨げ、争いを生んでいるのだろうと思います。世界はそんな人間の集まりだから平和には届かないと言ってしまえばそれまでです。 しかし、この困難に満ちた平和への道に神が先頭になって導いてくださっていることを我々は知っています。 神が人間に大いなる関心を持つことによって神と人間の関係が回復したように、平和への第一歩は、まずは家族や友人や自分の周りにいる人々に私たちが関心を持つことから始まるのだろうと思います。 私は、新しい年に「平和」を願うと同時に平和を実現する小さな働きをする者でありたいと思います。


>>部長室から・バックナンバー